アメリカン アイドル

美の達人

2008年01月20日 12:42

アメリカには、


アメリカンアイドル



と言うオーデション番組がある。


全米各地で、ミニオーデションを行い、



全国で、毎週にわたって、一人一人削除方式で消えていく、


ってな感じの番組である。





初代勝者は、 


ケリー クラークソンである。


彼女の活躍は華々しい。



全米で高視聴率の番組だけに、たくさんの人が注目していた。



デビュー曲は結局、全米ナンバーワンになり、その後、新曲を出す度にヒットチャートに踊りでる。




それだけに、このアメリカンアイドルで勝つ、と言うことは将来が約束されたものである。




昨日、アメリカ人の友人の家で、この番組の、地方予選の模様をダイジェストでやっていた。




場所は、テキサスであった。




地元の人、遠くはシカゴからやってきた人もいた。




さまざまな人がいる。





それは世界共通だと思う。






審査員が、3人いるのだが、




3人中二人以上イエスと言えば、



全国大会に行けるのである。




その、予選は伴奏なしである。



そのため、自分ではじめ、自分でリズムを取る。




歌詞を聴いてると、この曲なはずだけど、




でも、音程が・・・・・・




という人も多々いた。



蚊の鳴くような声で歌う人もいれば、



シャウト系。 自分の力を発揮できていないと言うことで、何度も歌いなおし、しまいには、セキュリティーに連れて行かれる人。




ルックスのみで勝負の人も多い。



ルックスのみと言えば、いいほうを思いそうだが、





お昼の番組に島崎和歌子と出る、松子さんのような人や、




自分は以前は男でした。と、写真をパネル化して持ってくる女性。





周りの人が、自分をほめてくれるということで、やってきた人。







さまざまである。





3人の審査員は、厳しい。






勘違いだの。もう、君は歌わないほうがいいだの。私たちがどう思うと思ってる?とか




結構厳しい。





特に、サイモンという男性は、応募者の嫌われ者である。



ほかの2人がイエスでも、彼がノーの場合が多い。




しかし、昨日の番組のとりは、




何人かわからない、外国人であった。



中南米か、アジア系かわからないが、




全身シルバーで、マントをはおい、帽子も
山高帽なんだが、シルバーである。



まるで、ジャミロクワイを思わせるのだが、





本人がかっこ悪い。



しかも、結構お年を召している。





20代中半がぎりぎりの、この番組に




40代前半を思わせる外見である。






彼が歌ったのは、永遠に私たちは兄弟だ。いつまでも、終わることのない友情。




的な内容の教会で歌われそうな歌だった。



彼が歌う前に、この曲をサイモンに捧げる、と言って歌いだした。





応募者が、彼の発言を怖がるなか、この出だしではじめたことに、



サイモン以外の審査員は大喜びである。




彼の歌声はまんざらでもなかった。



しかし、アイドルとは到底呼べない。





審査員二人はサイモンを囲んで、一緒に歌いだした。




彼は歌い続けている。





一人の審査員が、外で待機しているレポーターを連れてきて、





肩を組んで一緒に歌いだした。




審査員の一人、ポーラ アブドゥールが前を横切って踊りだす。




めちゃめちゃである。




しかし、彼は歌っている。





テレビを見ている、私たちまでもが、歌いだす。






この歌が、頭から離れない。






最悪。





しかし、面白い番組であった。